実証実験では、特定の園児に限定してID-Watchy Bioを装着し、通常通りの生活をしてもらった。松枝さんは「目には見えない情報をデータとして取れることで、保育の現場でも活用できるのではないかと考えています」と話す。
「ID-Watchy Bioを使用していれば、保育園内であれば、今どこに誰がいるかを把握できます。例えば、園児が転倒した場合、いつどこで転倒したか、原因は何かを調査することも可能です。実際にID-Watchy Bioを使用している1歳前後の園児に脈拍上昇が見られたため、すぐ確認したところ、お昼寝中にうつ伏せになっていたというケースもありました。すぐに異常を通知で知らせているため、危険を察知することができました」(松枝さん)
ID-Watchy Bioは健康状態も計測できることがウリではあるが、現状「誰がどこにいるのかのみ分かればいい」というニーズも多いという。要望を受けて同社は、子どもたちがビーコンを常に持ち歩き、保育園の敷地内であればどこにいるのか可視化できる環境づくりに取り組む姿勢だ。
「先生方は、お子さんをあずかっているため、けがをさせてはいけない、見失ってはいけないなど、常に目を配っていらっしゃいます。それでも、何らかの原因で一瞬目が離れてしまった場合に起こる緊急事態に備えて、ID-Watchy Bioで保育の現場の補助ができればいいなと考えています」(松枝さん)
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