不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULL(東京都千代田区)は、過去2年以内に不動産を売却したことがあるユーザーを対象に「不動産売却時の困りごと」を調査した。マンション売却時に困ったことで最も多かったのは「売却金額の相場感が分からなかった」(20.0%)だった。
次いで、2位は「買い手がなかなか見つからなかった」(17.8%)、3位は「法律に対する知識が足りなかった」(17.0%)、4位は「何から始めればよいか分からなかった」(14.6%)、5位は「お金に関する知識が足りなかった」(14.3%)だった。
売却に関して「困った点は1つもない(マンション・一戸建て)」と答えた人は全体の3割程度にとどまり、約7割の人は何かしらの困りごとを経験していた。
一戸建ての売却で困ったことを聞いたところ、1位は「何から始めればよいか分からなかった」(19.1%)、2位は「売却金額の相場感が分からなかった」(19.0%)、3位は「買い手がなかなか見つからなかった」(17.9%)、4位は「何をすればいいか分からなかった」(16.2%)、5位は「法律に関する知識が足りなかった」(15.0%)という結果になった。
こうした困りごとに直面した不動産売却経験者に、「現在、売却を検討している人にアドバイスをするとしたら」を尋ねたところ、自身で知識を身につけることの重要性に加え、不動産会社・担当者選定に関する助言が数多く上がった。
「とにかく売却に関する情報量を増やすことが大事」(60代男性)、「法律やお金の知識をあらかじめ豊富に持っていた方が良いと思う」(40代女性)や「信頼できる業者を選択すること」(50代男性)、「面倒がらず、信頼できる会社が見つかるまで当たった方が絶対に良い」(60代男性)、「担当者が良ければ全てスムーズにうまくいく」(40代男性)などの声が聞かれ、「信頼」が大きなポイントとなることが分かる。
また、一戸建て売却経験者に聞いた「査定する不動産会社を決めた基準」の1位にも「担当者が良かったから」(31.8%)が挙がっていて、信頼できる担当者と出会うことを重視する人が多いことが見て取れる。
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