東映、『仁義なき戦い』の上映や商品を展開 公開50周年を盛り上げ

» 2022年12月20日 18時54分 公開
[ITmedia]

 東映は、深作欣二監督の『仁義なき戦い』シリーズを映画館で上映する他、CS放送やオンデマンドで配信する。公開50周年を記念して期間限定商品も展開。往年のファンや初めて映像を見る人など幅広い層に訴求する狙いだ。

『仁義なき戦い』 (C)東映

 『仁義なき戦い』は、暴力団同士の抗争を描いた東映の映画だ。菅原文太さん、松方弘樹さん、梅宮辰夫さんなど、戦後を代表する名優が出演している。

 東京・池袋の新文芸坐では5作品、東映チャンネル(CS放送)では9作品を2023年1月8日より放映する。東映オンデマンドでは、シリーズ全作品を放送するという。

『仁義なき戦い』 の場面(C)東映

 ストリートウェアの専門店「ハードコアチョコレート」から50周年を記念したステッカーを用意した。『仁義なき戦い』から『その後の仁義なき戦い』までの9作品のタイトルロゴと50周年記念ロゴを印字し、12月21日より期間限定で販売する。価格は1100円に設定した。

50周年を記念したステッカー

 さらに、大泉学園の人気洋菓子店「おだふじ」とコラボした、サブレ単体とマドレーヌとのアソートセットを発売する。「映画公開50周年記念『仁義なき戦い』サブレ」は1380円、「映画公開50周年記念『仁義なき戦い』アソートセット」は1800円で提供する。23年1月2日から販売予定だ。

サブレ単体とマドレーヌとのアソートセット

 日本映画製作者連盟(映連)によれば、2021年における国内の年間興行収入は1618億9300万円だった。邦画の興収上位3作品では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『名探偵コナン 緋色の弾丸』『竜とそばかすの姫』と、いずれもアニメ作品が占めている。

2021年における国内の年間興行収入は1618億9300万円(日本映画製作者連盟のWebサイトより)
2021年における興収10億円以上の番組(日本映画製作者連盟のWebサイトより)

 東映は公開50周年を迎えた『仁義なき戦い』シリーズによって、業界の盛り上げを狙う。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.