「coemo」は、6月16日、17日に開催された「東京おもちゃショー」でお披露目された。6月14日に「日本おもちゃ大賞」の賞を獲得が発表されたことから、会期中は大きな注目集めた。
注目はその後も続き、7月まではメディアからの取材対応に追われた。用意したサンプルが足りなくなり、調整にひと苦労した。
メディアの中でも特にテレビは、商品の魅力を十分に伝える効果があった。話すのが本職のアナウンサーが試しに使うことが多く、合成音声の再現度が非常に高いことがうかがえたからである。
販促ではデジタルメディアを活用。中でも、小さな子どもを持つ親の多くがチェックしているInstagramの活用に注力した。「coemo」専用のアカウントつくり、情報を発信したりユーザーとコミュニケーションを取ったりするなどしている。
ただ、「coemo」の魅力は体験しないと伝わらず、Instagramでは伝えきれない。廿樂さんは次のように話す。
「体験いただかないと魅力が伝わりにくい商品ですが、使用者によってメリットや魅力が変わる商品でもあります。どのような商品かを分かりやすくInstagramで説明することで、『自分だったらこう使えそう』『このシーンに使いたい』と思っていただけるよう投稿しています」
また、有料コンテンツの販売もスタート。10月から幼児教育実践研究所の「こぐま会」とのコラボによるオリジナルコンテンツをスマホアプリ「coemo」で販売している。
11月からは、「声優による読み聞かせ」シリーズの販売もスマホアプリ「coemo」で始まった。価格は1話800円で、声優には古谷徹さんと野沢雅子さんを起用している。
スマホアプリ「coemo」で事前に子どもの名前を登録しておくと、話の途中で子どもの名前を呼んでもらえる仕掛けを採用。子どもの名前を呼ぶときは、古谷さんと野沢さんの声でつくった合成音声が使われる。
「coemo」は読み聞かせという親子の楽しい時間を豊かなものにする。クリスマスが近づいているが、子どもだけではなく親にとっても“ギフト”になるといってもいいだろう。
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