尊敬できる上司の特徴 3位「責任を取り、部下を守る」、2位「判断や進め方が的確」、1位は?(2/2 ページ)

» 2022年12月22日 06時15分 公開
[季原ゆうITmedia]
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若年層の方が直属の上司を尊敬している傾向

 上司に対する尊敬度を聞いてみると、「尊敬できる」(56.9%)が「尊敬できない」(43.1%)を上回った。

 世代別に見ると、20代・30代は「尊敬できる」(各59.1%、63.7%)が全体(56.9%)を上回り、若年層の方が直属の上司を尊敬している傾向があった。

 役職別に見ると、「尊敬できる」と回答している割合が上位役職になるにつれて増加しており、役員の回答率は100%となった。

photo 上司の最も尊敬できない点

 直属の上司を「尊敬できない」と回答した人を対象に、最も尊敬できない点について聞くと、「仕事の判断・進め方が不正確」(36.2%)と回答した人が最多となった。次いで、「周囲や部下との連携が下手」(22.5%)、「態度が大きい」(16.9%)、「責任感がない」(12.1%)と続いた。

 1位の「仕事の判断・進め方が不正確」と、2位の「周囲や部下との連携が下手」では13.7ポイントの差があり、上司には仕事の判断や進め方の正確性を強く求める傾向が表れた。

 世代別に見ても、「仕事の判断・進め方が不正確」は全ての世代で最多となり、特に30代では40.0%と高い結果となった。また、「周囲や部下との連携が下手」では、若年層よりも中高年層の方が高くなる傾向がみられた。

photo 会社内での尊敬できる上司はいるか

 直属の上司を尊敬できないと回答した人に、会社内において他に尊敬できる上司がいるかを聞いてみると、「いる」と回答した人は26.1%だった。

 男女別では、「女性」が「男性」よりも「尊敬できる上司がいない」と回答した人が12.2ポイント上回り、男女間での差が見られた。

 世代別に見ると、「尊敬できる上司がいない」と回答した人は「20代」(83.8%)で最も高くなり、30代以上とは10ポイント以上の差が見られた。

 調査期間は7月28日〜8月1日、800人を対象に実施した。

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