消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化──このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
大東建託が「住み続けたい街ランキング2022 <徳島県版>」を発表した。ランキング1位は「石井町」だった。2位は「板野町」、3位は「鳴門市」となった。
県の北東に位置する「石井町」は徳島市の西に隣接しており、近年は同市のベッドタウンとして開発が進んでいる。吉野川に育まれた土壌を生かした野菜の生産が盛んでありつつも、公共・商業施設、医療・福祉機関、金融機関といった生活に必要な施設がコンパクトにまとまっており、自然環境と都市機能のバランスが良い。
居住者からは、「自然が豊かで休日も過ごしやすい」「適度に店があり、生活しやすい」「子育て支援がしっかりしている」などの声が聞かれた。
2位の「板野町」は昭和30年2月11日に、隣接する板西町、松坂村、栄村の1町2村が合併して誕生した町。北には阿讃山脈が、南には吉野川平野が広がる、豊かな緑と田園に囲まれた町となっている。
同町に走る2本の高速道路の両IC間を結ぶアクセス道路の中心区間には、地方創生の拠点として防災機能を備えた道の駅「いたの」が整備されている。道の駅近隣には来年秋に「HOTEL AZ」がオープンする予定となっているほか、数社の企業の進出が決定している。
居住者からは「田畑や山川が多く、買い物など日常生活にも便利。車が必需品だが高速にも近く県外へのアクセスも良い」「静かで住みやすい」などの声が多かった。
3位の「鳴門市」は温暖な瀬戸内気候に属しており、県内でも降雨量が少ないため一年を通して過ごしやすい気候となっている。また四国の東玄関口とも呼ばれており、最短1時間ほどで関西方面へアクセスできるなど、立地も良い。
鳴門海峡では、速い潮流や複雑な地形などの要因から世界最大級の「渦潮」が発生し、その鳴門海峡で育った「鳴門鯛」など、豊かな特産品や観光資源にも恵まれている。
居住者からは「慣れたお店や懐かしい味がある」「自然が豊かで心地が良い」などの声が挙がった。
4位以下は「北島町」「徳島市」の順だった。2位の「板野町」と5位の「徳島市」は昨年のランキング集計対象外から大幅に順位を上げ、トップ5内にランクインしていた。
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