「ファーストキャリアで人生の何割が決まると思うか」を就活生に聞いたところ、最多の回答は「6割」(39.1%)――そんな結果が、マイナビが実施した調査で分かった。
次に多かったのは「8割」で34.9%という結果に。「6割」以上と回答した就活生が全体の78.1%だったことから同社は「新卒で入社する会社でのキャリアが、その後の人生に影響すると考える学生が多いようだ」と分析した。
「新卒で入社する会社で何年働きたいか」を尋ねると、1位が「特に決めていない・分からない」(31.7%)、2位が「定年まで」(22.1%)、3位が「10年以上」(18.4%)だった。
「特に決めていない・分からない」と回答した学生からは、「将来の経験や価値観によって職場を変えるということはあり得ると思う」(文系男子)、「結婚などのライフステージの変化に応じて柔軟に働き方を変えられる会社であれば定年まで働きたいと考えているが、全国転勤からエリア職への変更ができない、時短勤務ができないなどがある場合は転職しようと考えている」(理系女子)といった声が寄せられた。
現時点における「ガクチカ」(学生時代に力を入れて取り組んだこと)として話せるエピソードの個数を尋ねると、最多は「2個」(42.2%)で、3個以上(「3個」「4個」「5個以上」の合計)は22.2%だった。3個以上の割合が前年比2.7ポイント増だったことについて、同社は「全体的にエピソード数としては増加傾向が見られた。withコロナに向けて行動制限が緩和され、22年・23年卒に比べ、24年卒は学生生活で経験できることが増えたことが要因だと推察される」とコメントした。
今回の調査は11月20〜30日にインターネット上で実施した。調査対象者は24年3月卒業見込みの全国の大学3年生・大学院1年生で、有効回答数は2767人。
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