7割が「年始に仕事に行きたくない」 モチベーションを上げる方法は?

» 2022年12月31日 08時27分 公開

 74.2%の人が「年始に仕事に行きたくない」――。こんな結果が、アリナミン製薬によって20〜40代の会社員を対象に実施した「年末年始のやる気・モチベーションに関する調査」で分かった。

photo アリナミン製薬は、全国の20〜40代の会社員の男女を対象に、「年末年始のやる気・モチベーションに関する調査」を実施した(画像はイメージ)

 やる気が上がらず会社を休みたいと思ったことが「よくある」人は38.0%、「たまにある」は37.0%で、合計すると75.0%が、普段から会社を休みたいと思った経験があるようだ。

photo やる気が上がらず会社を休みたいと思ったことがありますか?(出所:プレスリリース、以下同)

モチベーションを高めるためにすることは?

 どのような時にモチベーションが下がるかを聞いたところ、最も多かったのは「連休明け」(48.0%)、次いで「疲れている」(42.4%)、「失敗した」(39.8%)だった。同社は、「楽しい休日から一転、仕事モードに切り替えなくてはいけない連休明けは、どうしてもモチベーションが下がりやすいことがうかがえる結果となった」としている。

photo にモチベーションが下がるのはどのような時ですか?

 日々のモチベーションにつながっているものを聞いたところ、男女ともに1位は「給料・ボーナス」(女性48.4%、男性39.2%)だった。

 男性の2位は「趣味」(同31.6%、34.0%)、女性の2位は「休日」(同39.2%、30.4%)で、3位は男女の2位が入れ替わり、3位までの顔ぶれは同じ結果に。

 自分のプライベート時間を確保するという声が多く、4位は男性は「達成感」(20.0%)、女性は「推し活」(16.0%)だった。

photo 日々のモチベーションに繋がっているものは何ですか?

 日々のモチベーションを高めるために行っていることは、男女ともに1位は「おいしいものを食べる」だった。なお、女性は42.8%、男性は34.0%と、約9ポイントの差が出ている。

photo 日々のモチベーションを高めるために行っていることは?

 「自分へのご褒美(ほうび)を買う」という回答でも、女性は28.4%、男性は19.6%と約9ポイントの差があり、女性の方が自分へのご褒美をモチベーションにしている人が多いことが分かった。

 また、「推し活」(女性14.8%、男性10.0%)や「親しい人に愚痴を吐く」(同15.6%、8.4%)も女性の方が多くなっている。一方、男性は女性と比べ「ジムに通う・運動する」(同7.6%、14.4%)という意見が多く、男女の違いが分かる結果となった。

年末年始にやる気が出ないものは?

 年末年始にやる気が出ないものを尋ねた。1位は「大掃除」(44.2%)、2位は「年賀状」(26.2%)、3位は「年末調整」(20.2%)、4位は「親族の集まり」(19.8%)、5位は「忘年会・新年会」(18.6%)だった。

photo 年末年始にやる気が出ないものは何ですか?

 1位の「大掃除」と答えた人からは、「寒い中、掃除をするのが面倒だから」(宮城県・34歳男性)、「年末で仕事がない時くらいはゆっくりしたいから」(岐阜県・22歳男性)、「やることが山積みすぎて、体力的にきつくなる」(福島県・40歳女性)などの声がある。

 2位の「年賀状」と答えた人からは、「書く内容が特にないのでストレス」(埼玉県・35歳男性)、「デザインや写真を考えることや、誰に送るかを悩むのが億劫」(東京都・38歳男性)という意見が多かった。

 3位の「年末調整」と答えた人からは、「手続きが面倒だから」(三重県・29歳男性)、「計算が面倒くさいし頭を使うから」(宮城県・29歳女性)などの体験談があがっている。

 今回の調査は、全国の20〜40代の会社員を対象に、インターネットで実施した。期間は11月16〜18日、有効回答数は500人。

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