「リアル店舗なら、プレイ中に困った時や景品がとれない時などに、店員に気軽に声がかけられます。しかし、オンラインでは店員の顔が見えず、満足にコミュニケーションできない欠点がありました」(若林氏)。
そこで、規定回数以上プレイをするとスタッフがあと一押しでとれる位置に景品を移動するアシスト機能を実装。「加えてUIにアシストゲージを組み込んで次のアシストまでを可視化し、初心者でも安心してプレイできるようにしています」(若林氏)。このアシスト機能を実装することでプレーの難易度を下げた上、課金を繰り返すことを防いでいる。
「弊社は埼玉県加須市に1500坪の倉庫を作り、約500台の筐体を設置しています。そこでは3交代制で10〜12人のスタッフが常駐しています」(若林さん)。スタッフには画面上でも積極的にコミュニケーションをとるよう指導しており、ゲームに苦戦しているユーザーに対して、「ここをつかめばいい」「ここを動かすといい」などを、手でアドバイスしているという。
また、500台の筐体の難易度は、それぞれの景品やクレーンに合わせ1台1台手動でとりやすいように設定している。「しっかりクレーンが動いて、プレーを楽しめ景品もとれる。ユーザーがやっていて楽しいことを、何よりも大事にしています」(若林さん)
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