ちょっとした隙間時間や寝る前の自由時間に、スマートフォンでゲームをする人は多いのではないだろうか。パズルゲームやRPGの人気が高い中で、オンラインクレーンゲームが注目を集めている。
オンラインクレーンゲームとは、スマ―トフォンアプリやWebブラウザ上で、実際のクレーンゲーム筐体を遠隔で操作して景品を獲得するものだ。通称「オンクレ」と呼ばれ、国内市場規模は約200億円と推計される。
「オンラインクレーンゲームは2012年に始まり、現在では約30社がサービスを提供しています」(DMMオンクレCOOの若林壇氏)。市場が大きく伸長するきっかけになったのはコロナ禍だ。クレーンゲームはじめゲームセンターの筐体は手で触るものが多い。非接触かつ、外出自粛でも自宅にいながら遊べ、景品も手元に届くことから人気が高まった。
こうした追い風を背に、同社はスマ―トフォンアプリで24時間クレーンゲームを提供する「DMMオンクレ」を、22年4月ローンチした。「開始直後から想定の10倍以上のユーザーが集中し、サーバーダウンしてしまいました。一度設計を見直し、6月にリスタートしました」(若林氏)。オンラインクレーンゲーム市場では後発でありながらここまで人気を集めたのは、ユーザーが安心して遊べる設計にとことんこだわったからだという。
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