無印良品、食品や家具を平均25%値上げ 今後家具は「サブスク」中心に1月13日(2/2 ページ)

» 2023年01月12日 14時15分 公開
[サトウナナミITmedia]
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物価高騰を背景に「家具のサブスク」により注力

 価格改定にあたり、「家具の月額定額サービスの本格化」「プラスチック商品のリユース・リサイクル・代替素材商品への100%移行推進」「価格改定前と同一価格での代替新商品の開発、販売」などを実施。物価上昇により家計の圧迫への対応や、未来に向けた生活や商品の在り方を提案していく。

 「家具の月額定額サービスの本格化」では、対象商品の家具を35アイテムから72アイテムへと大幅に拡大する。将来的に家具については、販売中心のビジネスモデルから月額定額サービスモデルへの転換を目指すとしている。

photo 値上げ商品(衣服・雑貨)
photo ネットストア、店頭購入時の配送料改定

プラスチック商品はリユース品などへの100%移行を目指す

 プラスチック商品については「リユース・リサイクル・代替素材商品への100%移行」を推進する。バージンプラスチック利用商品の代替素材商品を強化し、紙を使った「硬質紙ファイルボックス」とリサイクルプラスチックを利用した「ポリプロピレンファイルボックス・ダークグレー」を2月中旬より販売開始する。既存のバージンプラスチックを使ったファイルボックス(価格改定後)と新商品2点は同価格となる。

photo 家具の月額定額サービスの対象商品大幅拡大

同一価格の代替新商品を展開

 布団カバー・シーツ等の布製品については、最廉価(シングルボックスシーツで1490円)を継続するために、新商品として従来の綿製品とは異なる機能素材を用いた「乾きやすい寝装ファブリック」シリーズを開発。改定前の価格と同価格で提供する。本シリーズは1月12日に販売を開始する。

 同社は「これからも、世界の生活の知恵を生かした商品や、残反、残糸など素材を余すところなく活用して作った商品など、日常生活を支える、低価格で品質の良い商品を、開発・提供する」とコメントしている。

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