コロナ禍の巣ごもり需要を背景に、定額制の動画配信サービスが浸透し、自宅で気軽にエンターテインメントを楽しめるようになった。
「劇場に来るのは、心理的にも物理的にも、金銭的にもコストがかかります」と博多座の担当者。「その反面、劇場内で生で観劇することに対するお客さまの期待値が年々高まっているとも感じます」と指摘する。
自宅で気軽にコンテンツを楽しめるようになったからこそ、劇場にはそれ以上の価値を求めて人々が来場する。その価値を守り、高めるために、観劇マナーを劇場自らがより分かりやすく、ユーモアを交えて発信していく。そんな動きが広がりを見せる。
なお、博多座の担当者によれば、近年、劇場内で多く寄せられるクレームには、スマートデバイスの光や音、前のめり着席に加え、「ビニール袋の音」「話し声」が上位にくるという。スーパーなどでもらう袋をガサガサとあさる音や、キャンディの包み紙を開く音などは思いのほか目立ち、クレームも多いという。
映画上映中の「スマホ操作」やめて マナー違反を「実演」イオンシネマの投稿に反響
「撮り鉄」のマナー違反どう減らす? 撮影イベント有料化で見えてきたメリットとは
ヤマザキ「薄皮シリーズ」5→4個も全体の重さは変わらず? 実際はどうなのか聞いてみた
苦境のジブリ美術館、クラファンなぜ伸びない? 去年は5000万円→今年は300万円しか集まらず
「受験生しか見えない」広告なぜ出した? 担当者が伝えたかったメッセージとはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング