キリンビバレッジがメロン果汁2%の商品を100%と表示して販売していたことを巡り、消費者庁は1月18日、景品表示法違反で課徴金1915万円の支払い命令を出した。同社は「再発防止に努める」とコメントしている。
対象となったのは「トロピカーナ 100%まるごと果実感 メロンテイスト」という商品。2020年6月9日から22年年4月13日までの間、同社は商品パッケージに「厳選マスクメロン」「Tropicana REAL FLUIT EXPERIENCE まるごと果実感」「100% MELON TASTE」などのように、あたかも、商品の原材料の大部分がメロンの果汁であるかのように示す表示をしていた。
だが、原材料の98%程度はぶどうやりんご、バナナの果汁を使用しており、メロン果汁は全体の2%程度しか用いていなかったことが消費者庁の調査で判明。同庁は22年9月に、再発防止を求め、キリン側に措置命令を下していた。
キリンビバレッジは「お客さまをはじめとする関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めて深くお詫びする。今回の課徴金納付命令を厳粛に受け止め、引き続き表示に関するチェック体制を強化する」としている。
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