タクシーにスマホ充電ケーブル常設──アンカージャパン、日本交通とタッグ 都内4000台が対象

» 2023年01月28日 06時30分 公開
[ITmedia]

 中国アンカーの日本法人アンカージャパンは、タクシー車両に自社製充電ケーブルを設置する取り組みを、都内最大手の日本交通と1月28日までに始めた。タクシー車両にアンカー製品を常時設置するのは、今回が初。スマートフォンやタブレット端末が普及する中、自社製品の利用拡大とともに、移動中の充電環境を整備する狙いがある。約500台から対応を始め、3月ごろに約4000台以上に拡大する予定。

photo アンカージャパンと日本交通とタッグ

 設置するのは、日本交通が都内で運行するミニバン型「トヨタJPN TAXI」。Lightning端子、USB-C端子、Micro USB端子の計3つの異なる端子を一つのケーブルにまとめた充電ケーブル「Anker PowerLine II 3-in-1 ケーブル 0.9m」を採用した。各端子を色分けした特別デザインを採用し、夜間の暗い車内でも最適な端子が見つけやすいようにした。

photo 「トヨタJPN TAXI」(出典:トヨタ公式Webサイト)
photo 社内にアンカー製の充電ケーブルを常設する

 導入した日本交通の若林泰治社長は「この数年でタクシーアプリの利用は急速に拡大し、『タクシーはアプリで呼ぶ』が当たり前になりつつある。質の高い充電環境が整うことは、お客さま満足度向上や社会の移動インフラの充実につながる。これからも快適なモビリティサービスを追求していく」とコメントしている。

photo タクシーのイメージ(提供:ゲッティイメージズ)
photo 今後の展開予定

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