前回の『データ活用はなぜ進まないのか 見落としがちな「落とし穴」』に続き、第3回では、データドリブンセールスを行うための具体的な進め方を紹介します。
第2回では、部門ごとの分業により見落とされがちな「顧客提供価値」は、データ活用の「落とし穴」になることを指摘し、部門間連携による提供価値の創出のためには「顧客理解」と「可視化」が重要であることを述べました。
本記事では、この部門間連携による提供価値の創出に必要なステップについて解説します。また、ビジネス、デザイン、データの視点からのチーム形成や、データドリブンセールスに生かすUXデザインの有効活用についても紹介します。
データドリブンセールスを実施するためには、データドリブンで仮説検証するための準備が必要です。第1回で紹介したようにビジネスモデルの違いによってセールススタイルは大きく異なり、データを活用する難易度も異なります。本記事では、B2Bを例に取り上げて説明します。
まずは「現状分析と課題の可視化」から始めます。現状の可視化を行い、データ分析を行える状態になったら、次のフェーズ「データ分析に基づいた改善施策の実施と効果検証」に進みます。
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