消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
積水ハウスは、小学生の長子をもつ20〜60代の既婚男女を対象に「小学生の子どもとの暮らしに関する調査」を実施した。その結果、子ども部屋を与えたタイミングの1位は「小学校1年生」だった。
まず、子ども部屋の保有率を調査したところ、小学校1〜2年生の保有率は男子では37.0%、女子では45.7%だった。
小学校5〜6年生になると男子では58.3%、女子では73.2%と保有率が大幅に上昇。いずれの学年においても、女子の方が子ども部屋を与えられている割合が高かった。
次いで子どもに子ども部屋を与えている人に対し、与えたタイミングを聞いた。結果は「小学校1年生」(27.8%)が最も多く、「幼稚園年長相当」(15.9%)が続いた。小学校入学前後のタイミングで子ども部屋を与えた家庭が多く、約3割が「幼稚園年長相当の12〜3月」または「小学校1年生の4〜7月」と回答していた。
さらに、子ども部屋を与えた理由を尋ねたところ、幼稚園年長相当までに与えた人は「子どもに独立心をつけるため」、小学校1年生は「(将来)一人で勉強できるように」、2〜3年生は「(将来)一人で寝られるように」が最も多く、親の希望で子ども部屋を与えた人が多い傾向があった。
一方、小学校4〜6年生では半数が「子ども(たち)が欲しがったから」と回答し、子どもの希望で与えた人も多かった。
最後に、子ども部屋に関する悩みはあるか聞くと、67.6%が「ある」と回答した。
具体的な悩みを尋ねると、「収納が足りなくなった」(39.1%)が最も多く、以降は「子ども部屋を片付け・整理してくれない」(25.8%)、「子ども部屋を準備できない」(22.1%)と続いた。
調査は1月20〜22日に実施。集計対象者は小学生の長子をもつ全国の20〜60代の既婚男女、集計対象人数は568人。
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