+60円から 喫茶室ルノアールのモーニングと、長居を許す空間づくりビジネスハックラボ

» 2023年03月12日 05時00分 公開
[岡安太志ITmedia]

ビジネスハックラボ:

仕事とプライベートの境目があいまいになり始めている昨今、業務を楽しみ、生産性を高めるアイデアは世の中にあふれている。その中から、読者のQOLとQOB(Quality Of Business)向上につながるネタを提供していく。

 都内を中心に店舗を展開し、ゆったりとした座席と古風なムードが特徴の「喫茶室ルノアール」。ビジネスパーソンにとっては商談の場としても、ほっと一息をつく場としてもなじみ深い場所だ。

 同店が提供している朝食メニューもまた、朝食を摂りつつ集中して作業したい時にありがたい存在といえる。

喫茶室ルノアール

 ルノアールのモーニング・サービスは、ドリンク料金にプラス60円からとリーズナブルな金額で利用できる。また、具だくさんの「スペシャルサンド」、ヨーグルト、スープが付いたボリューム豊富なセットも提供している。

モーニング・サービスのメニュー

 アポイントの前にちょっとした朝食を摂りたい時、午前中いっぱい時間を使って溜まった仕事をこなしたい時など、利用シーンによって求められるものは変わるだろう。

Cセット(ドリンク+150円)
Specialセット(ドリンク+250円)

 ルノアールは「長居」をしやすい雰囲気も特徴だ。空間を広くとった座席配置、クッション性の高い羅紗(らしゃ)張りの椅子、着席後しばらくすると提供される温かい緑茶など、落ち着ける工夫が随所にあり、同社が「都会のオアシス」を標榜している通りだ。またWi-Fi環境が整っていることはもちろん、電源を利用できる座席も多いため、リモートワークにも適している。

空間のこだわり(出所:公式Webサイト)

 しばしば回転率が求められる飲食店に対する、いわば「逆張り」ともいえる空間づくりは、結果として独自のブランドイメージを生みだしている。

ドリンクを飲み終わったタイミングで提供される、温かい緑茶

 都心部では、落ち着いて商談できる喫茶店の選択肢は限られる。混雑している店に当たってしまい、商談相手を待たせるわけにもいかない。そうした時、座席数が多く、座れる可能性の高いルノアールは有力な選択肢だ。

 こうしたビジネスパーソンの経験の積み重ねが、支持されるブランドをつくりあげているのかもしれない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.