理想の状態を考えた場合、「フリーランスになりたい」「Webの仕事で食べていきたい」など、やりたいことベースで考える人が多いと思います。
一方、特にやりたいことが見つからない場合、かなえたいことベースで分解していくという方法もあります。今回の例のように、「自由に仕事がしたい」「資料作りなど苦手なことはやりたくない」などといった状況から考えていくことです。
やりたいことが見つからないときは、かなえたいことベースで分解すると、課題が見やすくなりますので、それを回避しながら理想の状態を探していけます。
僕の場合は、米国にアドバイザーという仕事があると知った後、「マーケティング業界の先輩との差別化ができている」「資料も作らなくていい、納期にも縛られない、嫌な人とも働かずに済む」「理想の年収と労働時間も達成できる」「お金と時間に余裕を持って、好きな仕事だけできる」と確信できたので、今の仕事をはじめることにしました。
かなえたいことベースで考えた結果「やりたいこと=アドバイザーになること」と、ゴールをセットできれば、あとは分解思考を進めていきます。
「それをなぜやりたいか?」は最初に分解できているので、必要なスキルや条件を挙げていきます。
「3回くらい、テスト案件に取り組んでみる必要があるな」
「時給30万円の提案の仕方を学ばないといけないな」
「資格は何もいらないな」
「家族のサポートも特になくて大丈夫」
「仕事そのものは個人事業主でもできる。ただ、将来大きな企業と仕事をすることを考えると、株式会社として起業した方がいいかもしれない」
「いったんコンサル会社に就職してみるのも一つの方法かも」
などと考えていくわけです。
最終的に、いつまでに何をそろえればいいかを時間で分解していけば、やるべきことが明確になります。
株式会社Moonshot 代表取締役 CEO。企業の10倍成長のためのアドバイザー。社会や企業内に存在する「難しい問題を解く」専門家。クライアント10社、エンジェル投資先20社の計30社のプロジェクトを並行して進める。過去に取締役CMOで参画した企業をKDDI子会社へ売却しそのまま経営継続し売り上げを数百億規模へ成長。スマートニュースを経て現職。 20代のマーケター600人が参加する #20代マーケピザ 主催。
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