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「お金に困らず、自由に仕事したい」 月50時間労働で年収3000万円を実現した「思考法」小さく分けて考える(1/5 ページ)

» 2023年03月15日 05時00分 公開
[菅原健一ITmedia]

この記事は、『小さく分けて考える』(菅原 健一著、SBクリエイティブ)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。


 「お金に困らず自由に仕事をしたい」というのは、今の時代を象徴する理想のかたちだと思います。実際、多くの人がそう考えているのではないでしょうか。この「お金に困らず自由に仕事をしたい」という目標について考えてみましょう。

画像はイメージ、出所:ゲッティイメージズ

「お金に困らず、もっと自由に仕事がしたい」の意味を分解する

 「お金に困らず、もっと自由に仕事がしたい」ですと、少しふわっとしています。どんな状態が自分の理想なのか、分解してはっきりさせていきましょう。

 お金と仕事の理想的なバランスは、人それぞれに違います。僕の周りの友人は、「面白い仕事をたくさんしたい」というタイプの人間です。

 ずっと面白い仕事をしていたいので、たとえお金が入ってきても、使う時間がありません。だから、稼ぐことにそこまで執着を持てないところがあります。

 まるで「締め切りに終われ続けているのでお金を使うヒマがない週刊少年ジャンプの人気作家」みたいな生き方です。でも、「自由に面白い仕事ができてお金に困らない」というのは満たします。

 一方、今の若い人たちの中には、ワークライフバランスを重視する価値観を持つ方も多いと思います。仕事も好きだけれど、それだけに傾倒するのではなく、プライベートも充実させたいという考え方です。プライベートを楽しむにはある程度のお金が必要になるので、自由に仕事をして時間を余らせたいけれど、お金も効率よく稼ぎたい。これは、僕の「自由に仕事ができてお金に困らない」とはまた違う理想です。

 こんなふうに「お金に困らず、もっと自由に仕事がしたい」といっても、人によってかなえたい状況は異なります。そこで、「お金」と、自由に関係する「時間」「場所」で状況を分解してみましょう。

  • 「お金」……年収1000万円くらいほしい
  • 「時間」……午前か午後のどちらかは空けたい。残業分を含めた会社員の労働時間の半分程度、月100時間労働が理想
  • 「場所」……世界中どこでも好きなところで働きたい

 すると、年収1000万円で、月100時間労働(もしくは結果を出せばOK)で、どこにいてもできる仕事がしたい、ということになります。

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