消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
住環境や住まいに求めることに、各国で違いはあるのだろうか。市場調査会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)は、ウィズコロナの生活様態を把握しようと、日本、中国、タイ、インド、アメリカ、ドイツの6か国に住む男女(各国500人)を対象に「グローバル生活実態・意識調査」を実施した。
クロス・マーケティングは「グローバル生活実態・意識調査」を実施した(ゲッティイメージズ)
「住まいの周辺環境」に求めることとして、日本、中国、タイ、アメリカで「治安が良い」が1位に挙がった。インドは「家族が住んでいる場所へのアクセスが良い」、ドイツは「自然や緑がある」が1位だが、「治安の良さ」もトップ3までにランクインした。
各国とも「近くに商業施設やスーパーがある」「近くにコンビニエンスストアがある」のいずれかは5位以内にランクイン。日本のみ「最寄り駅へのアクセスが良い」が3位に入った。
住環境に求めることTOP5(プレスリリースより、以下同)
「住まいに求めること」では、日本と中国は「日当たりが良い」、タイ、アメリカは「キッチンが使いやすい」、インドは「セキュリティがしっかりしている」、ドイツは貸し庭文化もあることから「庭・バルコニーがある」がそれぞれ1位となり、各国の特色が反映された。2位に入ったのは、日本は「収納スペースが広い/多い」、アメリカとドイツはペット飼育率が高いことから「ペットが飼える」となったのも特徴的な結果となった。
住まいに求めることTOP5
家の中での困りごとや負担については、1位は日本が「水回りの掃除」、中国は「献立を考える」、タイ、インド、アメリカは「食器洗い」、ドイツは「片付け・整理整頓」という結果に。「水回りの掃除」は、6カ国ともトップ3までにランクイン。「献立を考える」は、日本で2位に入った。「肌や髪の手入れ」は、ロングヘアの女性が多いインドのみ5位に入った。
家の中での困りごとや負担 TOP5
調査は6カ国の男女各国500人を対象に、2022年12月16〜26日にインターネットで実施した。
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