ペッパーミルの別名「ペッパーグラインダー」の「grind」には「粉を挽く」以外に、「精を出す」「こつこつ勉強する」などの意味がある。話題のパフォーマンスは「粘り強くプレーする」「ヒットを重ねて打順を回す」といった意味を込め、元々は味方のヒットやホームランなどチームプレーを称える際のパフォーマンスとして、ヌートバー選手の所属球団で定着したものだった。それをヌートバー選手が侍ジャパンに持ち込み、大谷選手らがヌートバー選手への連帯を示す形で始め、チーム内で広がった経緯がある。
特需の”震源”となったヌートバー選手は、日本人の母親を持ち、「榎田達治」という日本名を持つことから、ファンから「たっちゃん」の愛称で親しまれている。プレー面では、強肩などの高い守備力や勝負強いバッティングで不動の1番打者として君臨。侍ジャパンを攻守でけん引している他、明るい性格や、愛くるしい笑顔で、ムードメーカーとしてもチームに欠かせない存在になっている。たっちゃんが持ち込んだパフォーマンスが、家庭でのペッパーミル定着にもつながるか。
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