アート引越センターのシンクタンク「0123引越文化研究所」は、「転勤に関する調査」を実施した。転勤の辞令をきっかけに退職した人はいたか聞くと、56.8%が「いた」と回答。転勤が退職のきっかけになることが浮き彫りになっている。
転勤者の選定には、44.8%が本人の希望や意思を反映していた。1999年調査時では22.6%であり、以前より本人の希望や意思を尊重する傾向が見られた。会社都合を優先すると答えた割合は99年調査時に比べ計23.7ポイント減少した。
転勤者を選ぶ際に家族構成は影響しているか尋ねたところ、71.7%が「影響している」と回答した。最も多かったのは「既婚者よりも未婚者のほうが優先されやすい」(60.2%)、次いで「子どもがいない人のほうが優先されやすい」(37.2%)だった。
転勤に伴う社員からの相談事では、「転勤先の住居問題」(48.7%)、「仕事内容」(46.1%)、「職場環境」(44.0%)が上位を占めた。99年調査時では、「転勤先の住居問題」(75.1%)、「引っ越しの問題」(63.9%)、「転勤形態」(44.2%)が上位を占めており、転勤先の仕事や職場自体の悩みが増加し、住居や引っ越しの悩みは減少したことが分かった。
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