一方、購入して住みたい街ランキングはどうか。1位の「JR京浜東北・根岸線」は、「大宮」から「大船」まで、「東京」「品川」「横浜」などの日本屈指のビッグターミナルを経由して首都圏を南北に結ぶ大動脈。移動における「タイパ」を高めたいと考えるユーザーが多かった。
横浜市中心部に位置する「桜木町」「山手」というJR根岸線の2駅がトップ100に入り、沿線全域で満遍なく居住ニーズがあることがうかがえる結果となった。
2位の「JR総武線/総武本線」(12駅)は、「千葉」から「三鷹」まで首都圏を東西に結んでおり、「千葉」以遠はJR総武本線が「東京」から運行している。
「吉祥寺」を筆頭に「三鷹」「中野」「荻窪」「御茶ノ水」など都内屈指の居住人気エリアが並び、「小岩」「稲毛」「船橋」「千葉」など城東から千葉方面にかけてコスパに優れた街もある。JR総武本線の「八街」など、首都圏の西から東まで購入希望ユーザーに支持される街が並ぶ路線でもある。
3位の「JR湘南新宿ライン高海/宇須」(11駅)は、JR高崎線とJR東海道線を結ぶ系統(高海)と、JR宇都宮線とJR横須賀線を結ぶ系統(宇須)がある。駅数も多く、埼玉県中心部の「熊谷」「上尾」「大宮」などから、郊外に位置するベッドタウン「池袋」「赤羽」などの準都心・近郊エリア、神奈川県中心部から湘南エリアに位置する人気エリア「横浜」「茅ケ崎」「平塚」などを結び、首都圏各地への移動を飛躍的に改善した。
4位以降は、「JR中央線/中央本線」「東武東上線」「JR東海道本線」「JR山手線」「JR横浜線」「東京メトロ南北線」「東京メトロ日比谷線」だった。
中山氏は「首都圏を南北、東西にそれぞれ結ぶ主要路線、および首都圏ほぼ全域をカバーする長距離路線がトップ3となった。都心一極集中がテレワークなどを背景として弱まったことが1つの要因であり、さらに消費者物価や住宅価格の急激な上昇も、郊外方面で物件を探すユーザーを増やす遠因となった」と話した。
今回の調査は、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で、LIFULL HOME'Sに掲載された 賃貸物件・購入物件のうち、実際の問合せ数を駅別に集計後、TOP100の駅を路線別に集計した。期間は22年1月1日〜12月31日。
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