さらに今後の着工予定も大型だ。一つは、五反田駅と隣の大崎駅との間の目黒川沿いの「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」。明治以降、大崎駅周辺から五反田駅手前までは目黒川の水運を利用した工場地帯で、戦後に工場が郊外に移転した。一時は荒廃したが、1980年代以降の開発で現在の姿になった。
これから行われるのは、その開発の最後にあたる。公園、40階建ての住宅、20階建てのオフィスビルが建設される計画で、23年度に着工、27年度に竣工予定。大崎周辺では長らくタワーマンションの供給が続いてきたが、これが最後となる。
もう一つの計画はゆうぽうとと並ぶ五反田のランドマーク、東京卸売りセンタービル(TOC)だ。地下3階・地上13階建ての現在のビルを地上30階建てに建て替えるもので、主な用途は事務所や店舗、催事場、住宅、駐車場など。当初は23年春に解体着工、27年春に竣工と発表されていたが、現時点では23年春から解体着工となっている。
また、目黒川とJR線の間にある西五反田二丁目地区でも品川区が動き始めている。現在は小規模な古いビルも多いこのエリアが、大街区化されるかもしれない。
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