コーヒーチェーン「コメダ珈琲店」を運営するコメダ(名古屋市)は、看板商品「シロノワール」と竹下製菓(佐賀県小城市)のチョコレートアイス「ブラックモンブラン」がコラボした季節限定商品「シロノワール ブラックモンブラン」を開発した。4月26日から全国の店舗で販売する。5月の大型連休を控え、ポストコロナで客数も回復に向かう中、新商品の投入でさらなる誘客を目指す。
コメダは看板商品シロノワールの季節限定商品を開発した(同社公式Webサイトより)
シロノワールは1977年2月に販売をスタートし、46周年を迎えたコメダの看板デザートメニュー。今回、コメダからのオファーで、九州のソウルフードと呼ばれる竹下製菓のチョコレートアイス「ブラックモンブラン」とコラボが実現した。
ほかほかに温めたデニッシュの上に冷たいソフトクリームをのせ、さらにその上からチョコレートソースとザクザクした食感のクランチをまぶしてデコレーションした。
竹下製菓の「ブラックモンブラン」とコラボした季節限定商品「シロノワール ブラックモンブラン」
あわせて、温かいココアバウムクーヘンの上に同様のトッピングを施した「クロネージュ ブラックモンブラン」も開発した。
九州のソウルフードと呼ばれる竹下製菓のチョコレートアイス「ブラックモンブラン」
コメダでは毎週1回、マーケティング本部による新商品の提案会議を実施。今年2月に実施した最終の役員試食で商品化が決定したという。
25日の新商品発表会で登壇したコメダの甘利祐一社長は「これまでのコラボ商品の中でも最高傑作といえる自信作。まもなく大型連休に突入し、販売タイミングとしてもベスト」と手応えを強調。竹下製菓の竹下真由社長も「コラボの声をかけてもらい光栄。うれしさと同時に頑張らねばと気を引き締めている」と語った。
新商品発表会で登壇したコメダの甘利祐一社長(左)と竹下製菓の竹下真由社長
価格帯は「シロノワール ブラックモンブラン」が通常サイズ780〜840円(ミニサイズ580〜640円)、「クロネージュ ブラックモンブラン」は通常サイズのみで680〜740円。販売期間は4月26日〜6月下旬を予定している。
コメダが4月12日に発表した23年2月期の連結最終利益は前期比9.9%増の54.2億円。24年2月期も58.7億円(前期比8.4%増)を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。コロナ禍の落ち着きで客足が回復基調にあり、さらなる出店も見込む。
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