どのようなシチュエーションであれば、配膳ロボットの接客に抵抗を感じないのだろうか。全体で最も多かったのは「配膳ロボットがお店の雰囲気に合っている場合」(42.4%)だった。以下「人による対面接客の部分の質が高い場合」(32.2%)、「家族連れが多いお店」(31.6%)と続く。
「人による対面接客」よりも「配膳ロボットによる非対面接客」がいいと答えた割合は、Z世代は43.5%、X・Y世代は44.8%、シニア世代は29.1%だった。前述の「抵抗感」の結果と大きく差が出たのはシニア世代で、一定の理解は示すものの、人による接客のほうが好ましいと考えていることが分かった。
飲食店以外でも配膳ロボットの活用は進んでいる。イオンモールでは、フロアガイドやチラシの配布、館内のイベントや専門店の案内を告知する手段として活用しているという。同志社大学などの研究では、配膳ロボットが失敗した際、複数台で謝罪を行う方がより謝罪を受け入れやすいことが分かった。
調査は、月に1回以上単価7000円以上の飲食店へ行く、Z世代、X・Y世代、シニア世代を対象にインターネットで実施した。期間は2月22〜27日、有効回答数は各世代それぞれ111人(合計333人)。
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