労務行政研究所は、2023年4月に新卒入社したビジネスパーソンの初任給を調査。4月11日までにデータを得た東証プライム上場企業157社の集計を5月9日に発表した。その結果、初任給を全学歴で「引き上げ」た企業は70.7%で、過去10年で最高となった。
学歴別の初任給の平均は大学卒22万5686円、大学院卒修士24万3953円、短大卒19万5227円、高校卒18万3388円だった。
23年度の初任給を前年度から全学歴で「引き上げ」た企業は、22年度速報集計時の41.8%から28.9ポイント上昇。一方、「全学歴据え置き」した企業の割合は26.1%と、同速報集計時の49.7%から23.6ポイント低下している。
産業別で見ると、製造業は83.3%の企業が引き上げたのに対し、非製造業は56.2%。製造業が非製造業を27.1ポイント上回っている。
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