「てんちょ」「パクチー」「忍忍」――クラフトビール大手が全社員を「ニックネーム」で呼ぶ理由：特集：おもしろ人事制度（1/2 ページ）

[ITmedia]

特集：おもしろ人事制度

　「昼寝OK」「あえて土日に働く」など、面白い人事制度がたくさん存在する。ちょっと変わった人事制度を導入している企業に、その狙いや背景を聞く。

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　各企業の、面白い、少し変わった人事制度を取材し、紹介する「特集：おもしろ人事制度」。第6回は、国内クラフトビール大手であるヤッホーブルーイングの「ニックネーム制」について取材した。

佐久醸造所（提供：ヤッホーブルーイング、以下同）

　同社では、役職・年齢・性別に関係なく社員同士を「ニックネーム」で呼び合っている。全社員対象で、社長のことも「てんちょ」というニックネームで呼んでいるそう。2008年にてんちょ（井手直行代表）が社長に就任したタイミングで導入した。

　ニックネームは入社前に自分で決める。井手直行代表の「てんちょ」というニックネームは、過去に通販店舗の店長をしていた経験から付けた。

　社長のことをニックネームで呼ぶ――社員にとってはハードルが高いように感じられるが、導入した狙いは何なのだろう。