消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
投資用不動産のマッチングサイトなどを運営しているファーストロジック(東京都中央区)は、「投資物件の人気上昇エリア」を調査し、ランキング形式で発表した。ランキングの1位は「和歌山県」だった。
当ランキングにおける「人気上昇」とは、2020年4月と23年4月の数値を比較し、「投資用物件をそのエリアで購入したい人が過去3年間で増えたこと」を指している。
ランキング1位「和歌山県」の上昇率は、160%を超えた。購入希望者を居住地別でみると、1位は「大阪府」(34.5%)、2位は「和歌山県」(32.4%)、3位は「東京都」(10.6%)だった。
ランキング2位は「岐阜県」、次いで「奈良県」と続いた。首都圏で上位にランクインしたのは、8位の「千葉県」と9位の「埼玉県」で、最下位(47位)は「東京都」だった。
和歌山県が1位を獲得した要因について、同社は「首都圏や主要都市で、投資用物件の価格が高騰していることが考えられる」とした。同社サイトに掲載された物件(23年4月1〜30日)の平均価格を見ると、東京都の1棟マンションの平均価格は2億9909万円、1棟アパートが1億3045万円。一方、和歌山県の1棟マンションは同6022万円、1棟アパートが同3013万円だった。
ランキングは会員がサイトに登録している「物件を購入したい都道府県」をベースに算出、作成した。調査対象者は20年4月30日〜23年4月30日に「購入したい物件の条件」を登録した、会員4万6780人。
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