消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
旅行や出張の際の移動手段で利用頻度が高いものは、何だろうか。全国の男女2000人に聞いたところ「車」(32.7%)が最も多く、次いで「新幹線」(18.1%)、「飛行機」(10.0%)であることが、フォーイット(東京都渋谷区)の調査で分かった。
移動手段の利用頻度を場面別で見ると、旅行で車を使う人は28.2%、新幹線を使う人は13.8%だった。一方、出張で車や新幹線を使う人はそれぞれ5%以下になっており、同社は「コロナ禍でリモートワークやWeb会議が普及・浸透したことで出張の頻度が減少している可能性がうかがえる」とした。
出張の際の移動手段を居住地域別で調べてみると、飛行機は「北海道」(5.2%)、新幹線は「東北」(5.3%)、車やその他の移動手段は「中部」(車6.0%、その他4.0%)在住の人がよく使っていることが分かった。
旅行の際の移動手段を居住地域別で見ると、飛行機は「北海道」(20.8%)、新幹線は「東北」(18.9%)、車は「中部」(36.2%)、その他の移動手段は「近畿」(12.0%)在住の人がよく使っていることが分かった。
出張・旅行ともに北海道在住の人の飛行機利用が飛びぬけているのは、全国で最も面積が広い都道府県で移動に時間がかかること、道外に出る移動手段が限られていること、14の公共用飛行場があることなどが影響していると推察される。
調査は全国の18歳〜59歳の男女2000人(各年代400人ずつ)を対象に、4月18日にインターネットで実施した。
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