お中元の季節が近づいてきた。百貨店各社は今年イチ押しの商品ラインアップを公開し、早くも商戦がスタートしている。一方で、昨今は若者を中心に「お中元離れ」が叫ばれて久しい。マーケットの縮小が年々加速していく中、百貨店各社は今、従来とは異なる戦い方が求められている。各社の戦略とは――。
「お中元離れ」が進む中で百貨店各社は従来と異なる戦いを始めている。画像は〈サブレミシェル〉の「ヴォヤージュサブレ缶・ケーキサブレ缶詰合せ」(提供:大丸松坂屋百貨店)
「上司を選べる制度」導入でどんな効果が? 社長も“想定外”だった職場の変化
札幌市のある企業は2019年から、部下が好きな上司を選べる「上司選択制度」を導入した。その結果、離職率の低下だけでなく、社長自身も思いもしなかった効果が職場に生まれたという。一体、どんな変化があったのか――。
金髪やグリーン、レッドも スタバ、髪色ルール緩和から2年 職場に起きた変化とは?
コーヒーチェーン大手のスターバックスが、従業員の髪色や服装ルールを大幅に緩和してから約2年が経過した。これまでは黒や暗い茶色などに指定されていたヘアカラーの選択肢を大幅に増やし、デニムや一部帽子も着用できるようにするなど、従業員の多様な自己表現を広く認める方向に舵を切った。この間、職場環境や従業員の心境に、どのような変化がもたらされたのか。
「義理チョコ」過去最低、ジェンダー平等のコンセプトも バレンタインのトレンドが激変しているワケ
2月14日はバレンタインデー。全国の百貨店では、1月中旬から特設会場を設け、商戦が本格化している。“バレンタイン=愛の告白”という考えも、今は昔。「義理チョコ」を贈る人も年々減っており、「自分用」など新たな楽しみ方が定着する。ジェンダー平等を意識したブランドを取りそろえる動きも見られる。
コミュ力、センス、アート思考……ビジネスパーソンを追い詰める「能力主義」の罠とは
書店を見渡すと「〇〇力」とタイトルに付く本の多さに驚かされる。社会人が学ぶべき「コミュニケーション力」「人間力」「リーダーシップ力」――。“能力本”であふれるほどの状況の中、異彩を放つ本が昨年末、全国の書店に並んだ。タイトルは『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)。仕事ができないのは能力が低いから。センスがないのは自己研鑽が足りないから――。著者で組織開発コンサルタントの勅使川原真衣(てしがわら・まい)さんは、そんな個人の能力に責任を負わせる「能力主義」の広がりに疑問を投げかける。
女性社員が茶くみや菓子配り 「ジェンダー格差」の背景にひそむ日本社会の「同調圧力」とは?
女性社員にのみ朝晩の掃除をさせる。飲み会で上司の空いたグラスに気付かないと「女子力がない」と評価される――。2020年代の日本に存在する、職場のジェンダー格差のほんの一例だ。性別による仕事の押し付け、不当な評価。誰もが「おかしい」と感じているのに状況が一向に改善されないのは、一体なぜなのか。背景を探ると、日本社会に特有の「同調圧力」の正体が浮かび上がる。
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