ドンキのプライベートブランド(PB)「情熱価格」では、税別398円のボクサーパンツやトランクスが一番の売れ筋で、この傾向は10年近くずっと続いてきたという。
ドンキの男性用下着売り場では、高級ブランドの高価格帯商品も扱っているが、自社PBで高機能・高価格帯のアイテムは手薄だった。そのため、1000円台の商品を発売するのは同社にとってチャレンジだったという。
価格が1000円台で、尿漏れに悩む人向けのもれナックなどをそろえていることもあり、主な購入層は中高年としていた。しかし、担当者によると、売り場では比較的若い層がもれナックを購入するシーンも見られたという。納得できる機能性を打ち出せば、やや高額でも支持されるという手応えをつかんでいる。
ドンキでは9月から新たに「しみなック」「もこらなック」(名称は仮、価格は1098円を予定)を投入する予定だ。
しみなックは、さまざまな事情で便や血が付着してしまう悩みを抱えてしまう人向けの商品だ。
すでに販売しているもれナックは尿漏れの悩みを想定しており、ボクサーパンツの前部分に工夫をしている。しみなックは、後ろ部分の機能を強化しているのが特徴だ。消臭加工を施した防水布を使用しており、吸水速乾性も追求している。
もこらなックは、タイトなズボンをはいたとき、大事な部分が目立たないようにするための商品だ。前の部分に伸びにくい布を使用している。
誰にも言えなかった悩みや不満を解消するドンキの新型ボクサーパンツはさらに成長できるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング