好転する派遣の求人状況 良くなったと感じる場面は？：エン・ジャパン調べ

[カワブチカズキ，ITmedia]

　コロナ禍の収束は派遣の求人状況にどのような影響を与えているのか。エン・ジャパン（東京都新宿区）が運営する派遣情報サイト「エン派遣」が実施した調査によると、求人状況について72%が「以前より良くなっている」と回答した。2022年の同調査と比較すると10ポイント増加した。

派遣の求人状況に関する調査（画像はイメージ、提供：写真AC）

最近の求人状況に対して（出所：プレスリリース、以下同）

　良くなったと感じる点を尋ねたところ、「未経験OKの求人が増えた」（51％）が最も多く、以下「時給や給与が上がった」（48％）、「求人件数が増えた」（43%）と続いた。回答者からは「未経験でも入社後に資格取得できる企業が増え、キャリアアップしやすくなったと思う」（女性30代）、「土日祝休みでも時給が高いため、選択肢の広がりを感じた」（20代男性）などの声があった。

良くなったと感じる点

　応募からの仕事の決まりやすさを比較したところ、55%が「決まりやすくなっている」と回答した。回答者からは、「人手が足りていないからか、時給が高くスムーズに選考が進む求人が増えている気がする」（20代男性）、「子育てがネックで決まらないということが前より少し減っている気がする」（40代女性）といった声が寄せられた。

応募からの仕事の決まりやすさに対して

　調査は4月3〜30日、エン派遣ユーザー3491人を対象にインターネットで実施した。