ブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)は6月19日、コロナ禍で自粛していた店内の「立ち読み」を解禁すると発表した。
ブックオフでは本などの中古品を扱っていることから、利用客が商品を手に取って確かめたり、気軽に来店してもらったりすることを目的に、創業以来「立ち読みOK」としていた。
しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大したことを受け、2020年4月から店内の立ち読みを禁止。その後、感染状況が落ち着いてきたため「30分以内ならOK」と緩和してきた。
親会社であるブックオフグループホールディングスの堀内康隆社長は、「店内の混雑を防ぐため立ち読みを自粛していた。その結果、(利用客の)滞在時間は短くなり、店舗を訪れるお客さまの数は減ってしまった。従業員からも『店内の活気が失われた』との声が寄せられるようになった」と振り返る。
コロナの感染症法上の位置付けが5月8日から「5類」に移行したことなどを受け、店内の立ち読みを解禁することにした同社だが、同時に利用客に7つのルールを呼び掛けることにした。
具体的には「声を出して読むのは控えましょう」「長時間の滞在は控えましょう」「(店員が)補充の際は、場所をお譲りください」「他のお客さまへの迷惑行為はやめましょう」「立ち読みをする際は立ち読みに集中しましょう」「立ち読み中の飲食はおやめください」「ペットのご同伴はお控えください(盲導犬、聴導犬、介助犬は除く)」だ。
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