不動産業を展開するAlbaLink(東京都江東区)は、家の購入経験がある455人を対象に、「家の立地で後悔していることに関する意識調査」を実施した。家の立地で後悔していること1位は「騒音がある」(60人)で、以下、「日当たりが悪い」(43人)、「交通の便が悪い」(42人)と続いた。
1位の「騒音がある」と答えた人からは、「高校のすぐ横なので、目の前が通学路となっていてやや騒がしい」(33歳女性)、「近くのレストランに出入りする車の音がうるさい」(43歳男性)、「ショッピングモールと幹線道路が家の近くにあるので一日中騒音がすごい」(65歳男性)などの声が聞かれた。
「隣人の出す音や声がうるさい」という意見も聞かれたが、目立ったのは「電車や車の音が気になる」という声だった。昼間はあまり気にならなくても、夜だと走行音が気になるなど、後から気づくこともあったという。また、病院や介護施設、消防署や警察署などの近くは、サイレンが気になるという意見も多かった。
2位の「日当たりが悪い」と答えた人からは、「日当たりが悪く洗濯物が乾きにくい」(32歳男性)、「大きい家に囲まれていて日当たりが悪い」(47歳女性)、「購入した当初、南側は果樹園だったが、あとで家が建ったので日当たりが悪くなった」(52歳男性)などの意見が多かった。
時間帯ごとや季節ごとの日当たりを考慮しないと、後悔することも多いようだ。また購入した当初は日当たりが良くても、周辺の開発で住宅やマンションが建ち、日当たりが悪くなってしまうケースもあった。
3位の「交通の便が悪い」と答えた人からは、「駅にとまる電車の本数が日中は少ない」(35歳男性)、「自動車がないと通勤にも通学にも不便」(46歳女性)、「駅までバスを利用しなければならない。バスが減便されて不便になった」(54歳女性)などの体験談が聞かれた。
家を購入する際に重視した立地条件を聞いたところ、圧倒的1位は「交通の便がいい」(214人)」だった。2位は「日当たりがいい」(147人)、3位は「買い物に便利」(83人)となった。生活の利便性を重視して立地を検討した人が多いことがうかがえた。
特に「公共交通機関が使いやすいか」「職場や都市部に出やすいか」などの交通利便性を重視した人が多かった。また、通勤時間が短く済む場所なら、通勤のストレスが減り家族との時間を増やせるという意見も聞かれた。
調査は5月21日〜6月1日、インターネットで実施した。
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