「スゴい!」と思う駅がある人に対し、その駅のある街のイメージを聞いたところ、1位は「お金持ちが住んでいる」(60.8%)だった。以下「家賃/物件価格が高い」(58.2%)、「高級/お洒落/有名なお店が多い」(37.8%)と続いた。
上位項目は世代による差異はないが、20〜30代と50〜60代の回答率で差異が大きかったのは「閑静」(差異13.1ポイント)、「歴史がある」(同12.7ポイント)、「街並みが美しい」(同11.3ポイント)が上位に並んだ。
トップ5のイメージはいずれも20〜30代よりも50〜60代の回答率が高くなっており、静かさやその地の歴史は若年層よりも年配層に「スゴい!」という印象をもたらすようだ。
LIFULL HOME'S総研 副所長/チーフアナリストの中山登志朗氏は今回のランキング結果を受け、「住んでいると聞いたらすごいと思う街」には2種類あると分析。1つは「高額&高級住宅が建ち並んでいて、かつ土地利用に規制があって今後の開発のハードルが高い街」、もう1つは「タワーオフィス&マンションが建ち並び、これからも物件開発が継続して24時間眠らずに活動し続ける街」だという。
「今回1位となった六本木、5位の東京、7位の銀座、8位の新宿は後者に属し、開発され続けることによってバリューアップし続ける街。つまり都心の商業地を中心としたエリアの周辺に居住するケースと考えられる。
数多くの飲食店が建ち並び、ファッショナブルでエキサイティングな街に住んでいることが、情報感度の高いユーザーとしての意識を高めることにつながるので、人が住むイメージが希薄な街に住んでいることで、結果的に『スゴい!』という感覚を多くの人が持つと考えられる」(中山氏)
調査は6月22〜26日、インターネット上で実施。都内に住む20〜60代の男女1566人が回答した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング