東証スタンダードに上場する一家ホールディングスの連結子会社一家ダイニングプロジェクト(千葉県市川市)は、主力として「屋台屋 博多劇場」という博多料理の居酒屋を首都圏で展開してきた。近年は多角化を進め「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」のような新しいヒット業態も生まれている。
その一家ダイニングプロジェクトでは、21年4月「韓国屋台ハンサム」1号店を千葉県柏市に出店。韓国業態に進出した。これが好評で、幕張、藤沢、本川越、汐留、町田とコロナ禍でも出店を重ね、最新の7店目である東京・渋谷店を23年1月にオープンした。
韓国屋台ハンサムは五感で楽しむ韓国屋台がコンセプト。日本に居ながら韓国屋台の雰囲気や、人気の韓国料理をリーズナブルに楽しめるブランドである。店内は韓国屋台と、ネオン輝くインスタ映えする空間のハイブリッドとなっている。
料理はどういったものを提供しているのか。渋谷店の一例を挙げると、チキンにチーズを絡めて食べる「UFOチキン」(1人前1408円、注文は2人前から)は、チキンをクリスピー、ヤンニョム、ハニーマスタード、スノーチーズ、カレーパウダー、明太マヨネーズと6種類用意。好きなフレーバーが4種まで選べるようにした。
また、スタッフが席の目の前で焼く豚焼肉「サムギョプサル」(同)も、肉をスタンダード(塩胡椒)、ヤンニョム、ガーリック、プルコギ、ポッサム(茹で豚)、豚肩ロースの6種類から選べる(価格は同)。
「クリーミーチーズラッポッキ鍋」は、トッポギとラーメンを合わせた「ラッポッキ」という料理の上に、モッツァレラチーズや生クリームを絞った。見た目のインパクトも大きく、スタッフが出来立てのラッポッキの上に、席の前でクリームを絞って仕上げるパフォーマンスも楽しい。2〜3人前で2728円。
お酒は韓国焼酎のチャミスル、マッコリ、美酢と凍結フルーツを組み合せて楽しめるハイボール、サワー、ノンアルコールドリンクなど50種類以上をそろえている。
渋谷店では、ランチにスンドゥブ、冷麺、石焼ビビンパなどが990円〜となっている。
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