楽天グループが、全国6都市全18公演のワンマンツアー「HYDE LIVE 2023」を開催中のアーティストHYDE(ハイド)と協業を進めている。特徴的なのが、NFT(非代替性トークン)付きライブチケットの販売だ。
9月9日(土)と10日(日)に千葉市の幕張メッセ 幕張イベントホールで開催される同ツアーファイナル公演「HYDE LIVE 2023 Presented by Rakuten NFT」では、チケットを購入した人に、「Rakuten NFT」のNFTをもれなく付ける。「Rakuten NFT」がこうしたライブの公演名に入るのも初めてだという。
各チケットには、公演日ごとに図柄を変えたHYDE本人の撮り下ろし写真を使用したNFTと、公演日付入りのライブ参加記念NFTを含む。NFTは席種に応じて配布個数を変えていて、公演終了後にメールでNFT取得用のコードを配布する。「Rakuten NFT」上で、このNFTをファン同士で取引することも可能だ。
7月15日に2周年を迎えたスマートフォン向けゲーム『HYDE RUN』とも協働する。『HYDE RUN』をテーマにしたNFTを「Rakuten NFT」で販売する他、ゲームアプリ内で使える“金子國義デザイン「蝙蝠(こうもり)」甚平"の衣装・その他家具アイテムの追加や、同じデザインのぬいぐるみを「楽天ブックス」で販売。
電子マネーの「楽天Edy」ともコラボし、HYDEをモチーフにしたキーホルダーを同じく「楽天ブックス」で販売する。キーホルダーには「楽天Edy」を内蔵させ、電子マネーとしても使えるようにした。
楽天とHYDEとのコラボは複数のグループ各社に及んでいて、まさに水平展開しているといえる。なぜこうした展開をしているのか。仕掛け人である楽天チケット取締役で楽天グループのエンタテインメントソリューション事業課の吉江敏行さんと、同部の武澤友美さんに狙いを聞いた。
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