より悪路に強いヘビーデューティーモデル「70」も9年ぶりに日本市場に投入すると発表。新型の250シリーズが新しいランクルの「魂」であるならば、ランクルらしさを継承し続けるのが「70」だとサイモン氏は話す。
70シリーズは、初代「トヨタBJ」のDNAを受け継ぎ、ランクルの中でも屈指の人気を誇る。SNSでもファンから「ずっと売り続けてほしい」「ランクルらしさを変えないで」といった声が多く寄せられているという。こうした声を受け、新しい70は機能的に必要な部分だけをアップデートした。
パワートレーンを一新し、従来のガソリンエンジンから、1GDディーゼル2.8Lターボエンジンに変更。ディーゼルエンジンならではのタフなオフロード性能を確保しながら、低騒音・静粛性、燃費性能を向上させた。耐久性に優れたラダーフレームは継続して採用。オフロードでの走破性を維持しながら、オンロードでの乗り心地も高めている。
新型の250シリーズ、70シリーズの投入により、既存の300シリーズと合わせ、日本で全3シリーズがそろうことになる。日本では70シリーズは今冬、新型の250シリーズは2024年前半の発売を予定している。
余計なものをそぎ落とし「ランクルの本来のあるべき姿」をトヨタ側から提案する250シリーズ。対して顧客ニーズを受け、初代のDNAを受け継いだ70シリーズ。それぞれ市場にどのような影響をもたらすのだろうか。
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