昨今IPビジネス(IP:Intellectual property、知的財産)に注目が集まっている。
IPビジネスとは、知的財産を使ってライセンス使用料などの収益を得るビジネスを指す。経団連は4月、日本発コンテンツの海外市場規模を2033年までに20兆円(21年比の約4倍)に引き上げる目標を盛り込み、政府に提言した。コンテンツ産業は他産業への波及効果も高く、世界的に高い成長が期待されている中、日本国内においてもコンテンツを活用したIPビジネスへの関心が高まっている。
IPビジネスでは、許諾に関する契約の取り交わしや期限管理が重要となる。しかし、IPビジネスに携わるビジネスパーソンの7割以上が「契約違反によるトラブル」の経験があることが、Sansanの調査によって判明した。中には1億円の追加費用が発生した事例も……? なぜトラブルが多発しているのか。
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