意外なのが「新山口」である。もともとは「小郡」という駅名だったが、2003年10月に「新山口」となる。山口県小郡町にあったため「小郡」だったが、05年10月に県庁所在地の山口市と市町村合併することになり、新山口になった。
「新下関」はもともと「長門一ノ宮」という駅名だったが、山陽新幹線開業の際に「新下関」にした。山陽新幹線の場合は、新幹線ができることをきっかけに「新」が付くこともあれば、駅ができたり、駅名が変わったりする際に「新」が付くことが多いといえる。
九州新幹線は「新」の宝庫だ。JR九州長崎本線と交わる「新鳥栖」、どことも交わらない「新大牟田」「新玉名」。部分開業時には在来線との接続駅になった「新八代」、その後に「新水俣」とある。どこも、新しい地域の拠点として発展することを前提としている。西九州新幹線の新大村も同様だろう。
東海道、山陽、九州方面の新幹線では、「新」を何かの際に駅名に付けたがる傾向がある。それだけ、関係者は鉄道の開業と駅周辺の発展に期待しているのだろう。
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