この記事は、パーソル総合研究所が7月12日に掲載した「地域貢献度の高い「多拠点生活志向者」の課題 〜「幸せ」を感じ、「不幸せ」も感じているのはなぜか?〜」に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
近年、テレワークの普及や「関係人口」(※1)の注目に伴い、都市圏と地方圏それぞれに生活拠点を設けて定期的に行き来する「多拠点居住」という暮らし方が注目を集めている。こうした新しい生活スタイルは、地方活性化や個人のウェルビーイングにつながることが示唆されるが、多拠点居住に関する実証的な調査・研究はまだ数が少なく、知見の蓄積が求められている。
そこで、パーソル総合研究所では、2022年11月に「就業者の多拠点居住に関する定量調査」を行った。コラム:都市圏と地方圏とを行き来する働き方は「幸せ」なのか?でも紹介の通り、本調査では多拠点居住する目的に応じて就業者を5つのタイプに大別している。本コラムではその中でも、地域への貢献意識が特に高い「多拠点生活志向タイプ」の就業者(以降、「多拠点生活志向者」と称す)に主眼を置き、その特徴を紹介していきたい。
※1:移住した人々や観光客だけでなく、地域と多様に関わる人々を指し、企業や団体、デジタル市民なども含まれる広い概念
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