現状、新宿から西武新宿まで歩くよりは、新宿から高田馬場まで山手線に乗り、そこから西武新宿線に乗り換えるほうが便利である。高田馬場駅には東京メトロ東西線も乗り入れており、都心との行き来にはこちらを使用したほうがいい。
西武新宿線の高田馬場駅での乗車人員は、西武新宿駅よりも多いという現実もある(西武鉄道内で高田馬場が2位、西武新宿が3位)。残念ながら、いまのところ西武新宿駅から南側に延伸し、新宿駅までたどり着く計画はない。
しかしこの状況を改善しようという取り組みはある。
現在、西武新宿駅と東京メトロ新宿駅との間を結ぶ地下通路の計画が進められている。地下を通ると遠回りになり、地上を歩く必要があるという現実が、改善される可能性があるのだ。
この計画は東京都や新宿区が取り組んでいる「新宿グランドターミナル」構想の一環として、2021年4月に発表された。新宿駅周辺の回遊性を高めるべく、駅周辺では都や新宿区、鉄道各事業者が連携して事業に取り組み、その一環として通路ができるのだ。
西武新宿駅が独立して存在することに変わりはないものの、この通路ができることで西武新宿駅が利用しやすくなる。
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