約8割の人がリスキリングの「経験がある」ことが、人材サービス企業Waris(東京都千代田区)の調査で明らかとなった。政府が「個人の主体的なリスキリングへの直接支援」を行うことを表明するなど、昨今リスキリングに対して注目が集まっている。人々はリスキリングについてどのような意識を持っているのか。
リスキリングについて、76.6%が「経験あり」と回答した。リスキリングをする目的は「仕事の領域を広げたいから」が6割に迫った。「必要とされるスキルの変化に対応していきたいから」(58.5%)、「今後に向けて現状のスキルでは不安を感じているから」(55.7%)と続いた。一方で、転職や年収アップを目的とする人はそれぞれ4割に満たなかった。
リスキリングの効果を感じている人は83.6%。感じた効果は「新しいスキルが身に付いた」(75.2%)、「視野が広がった」(71.9%)といった回答が上位となった。
効果を出せた要因は「効率的な学び方(オンライン/通学など)を選択できたこと」が最も多く、53.6%に上った。「適格な学習内容を選択できたこと」(44.4%)、「コミュニティの存在(情報共有/教え合うなど)」(41.8%)と続いた。
調査は6月28日〜7月7日に、同社運営サイトの登録者を対象に実施。リスキリング経験者183人、リスキリング未経験者56人から回答を得た。
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