全国の高校生が志望校にしたくなるのは、どのような大学か――。マイナビ(東京都千代田区)が運営する「マイナビ進学総合研究所」が、2024年3月卒業予定の高校3年生を対象に「大学認知度・イメージ調査」を行ったところ「時代にマッチしている大学」として「青山学院大学」が関東・甲信越エリア1位を獲得した。高校生は志望校を検討する際、何を重視しているのだろうか?
エリア別の「大学認知度」ランキングを見たところ、関西以外のエリアでは1位が変動するという結果となった。特に関東・甲信越エリアでは、前回トップの「東京大学」(74%)が4位となり、「早稲田大学」(76.5%)、「青山学院大学」(75.5%)、「日本大学」(74.6%)の私立大学が上位3校を独占した。前回調査では国公立大学が上位に並んだが、23年は私立大学の躍進が目立った。
関東・甲信越エリアの「時代にマッチしている大学イメージ」ランキングでは、1位「青山学院大学」(23.5%)、2位「慶應義塾大学」(17.5%)、3位に「明治大学」(17.3%)と続いた。中国・四国エリアでは「広島大学」(12.3%)、九州・沖縄エリアでは「福岡大学」(14.2%)が1位を獲得した。
また関西エリア2位の「関西大学」(15.4%)は、前回7位から大きく順位を上げた。同社は、SDGsの取り組みや先進的な学部の設置、カリキュラムの導入などが評価につながったと推測している。
志望校を検討する際に影響するイメージ項目は「学べる内容が充実している」(59%)が最多だった。「就職力が高い」(56.1%)、「勉強が面白い」(52.4%)と続いた。
調査はインターネットにて、7月12〜28日に実施した。回答者数は1万4468人。
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