第2弾では数量を増やし、販売店舗を全国規模に広げた。しかし、それでも多くの商品がすぐに完売となった。再販を望む声も聞かれるが、増産は予定していないと吉田氏。
「第2弾の反響は、想定範囲内ではありました。ですが、とにかく多く売るよりも希少価値を大事にしたいなと。そのため、『ひろし』の第1弾はレディースサイズ、第2弾はメンズサイズのみとするなど、単純な再販にはしませんでした」(吉田氏)
「当社としても希少性は重要視しています。タビオさんからお声がけいただけたら第3弾があるのかもしれませんが、その場合も第2弾から変化を加えたいです。『あのときに購入しておいてよかった』と思ってもらえるようなラインアップにできればと」(竹原氏)
三島の刺繍ソックスが売れたことで、三島食品の商品やブランドには、どんな影響があったのか。
「靴下の販売を通じて、三島食品がオンラインストアを持っていること、『ゆかり』関連のグッズが他にもあることを知ってくださった方が多くいました。さらに、靴下を購入された方が別のグッズも同時購入するなど相乗効果がありました」(竹原氏)
三島食品では顧客からグッズの提案が届くことがあり、先日は「ゆかりをネイルにしてみたら?」という意見があったそうだ。そういった声に耳を傾けながら、ふりかけの購入につながる、かつ両社のブランド力を相互に高められるようなコラボをしたいと竹原氏は展望を話した。
タビオ社も引き続き靴下屋のローカライズや大手ブランドとのコラボに注力しつつ、話題性をつくっていきたい意向があるそうだ。
両社には、「そうきたか!」と驚かされるようなコラボを今後も期待したい。
写真提供:三島食品
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