『ONE PIECE』がNetflixの看板番組になるということは、日本のマンガ原作の作品が、世界に2億人以上の会員がいる動画配信サービスにおける、ど真ん中の地位を獲得するということになります。日本のマンガやアニメは、着実に世界にファンを増やしていますが、まだまだ世界的には「子ども向け」と受け取られているシーンが少なくありません。
しかし、今回の実写版『ONE PIECE』の成功は、日本のマンガが『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』、そしてディズニーやマーベル作品と同様の規模の大人向けドラマシリーズの原作を担えることを証明することになるはずです。
実写版『ONE PIECE』には、日本人からすると目を背けたくなる残酷なシーンもありますが、それによりマンガやアニメは子ども向けと思っていた世界の人々も『ONE PIECE』のファンになり、そこからマンガやアニメのファンになってくれる可能性もあります。
実写版『ONE PIECE』が入り口となり、他の日本のマンガやアニメに興味をもってくれる世界のファンも間違いなく増えるでしょう。今回の実写版『ONE PIECE』の成功に刺激を受けて、さまざまな日本のマンガやアニメに実写化のオファーが増えることも間違いありません。
いずれにしても、Netflixにおけるルフィや仲間達の航海ははじまったばかり。これからの彼らのさらなる活躍を楽しみにしたいと思います。
実写版『ワンピース』は、漫画の実写化における「ドラゴンボールの悪夢」を振り払うことができるか
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