マスク着用ルールが2023年3月より緩和され、5月からは新型コロナウイルスが「5類感染症」に引き下げられるなど、少しずつコロナ前の生活に戻りつつある。コロナ禍の収束に向けて、結婚式を検討するカップルの気持ちにも変化があったのではないだろうか。
結婚準備情報サイト「マイナビウエディング」を運営するマイナビ(東京都千代田区)が「2023年 結婚・結婚式の実態調査」を行った。その結果、期間内に結婚した男女のうち「結婚式を行った」割合は45.3%だった。一方で「結婚式を挙げない」というカップルも増えている。結婚式を挙げない派の人たちには、どういう理由があるのだろうか。
「挙式・披露宴どちらも行った」(35.4%)、「挙式のみ行った」(6.9%)、「披露宴・ウエディングパーティーのみ行った」(3%)を合わせた45.3%が、23年度に結婚式を行ったという。
一方で「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」(16.4%)という20代が、前年の11.9%から4.5ポイント増加。「写真のみ(フォトウエディング)実施済み」(13.6%)が、同9.8%から3.8ポイント増加した。
「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」「写真のみ」を選んだ人は、なぜ結婚式を挙げないのか。最も多かった声は「他のことにお金をかけたかった」(40.6%)だった。次いで「興味が湧かなかった」(29.4%)、「準備が面倒」(28.2%)という結果に。
「新型コロナウイルスの影響」(11.7%)は、昨年の34.0%から大幅に減少しており、コロナ禍が結婚式の開催有無に与える影響は少なくなっていることが読み取れる。
調査はインターネットで、7月27日〜8月3日に行った。回答数は、22年7月から23年6月までに結婚した男女1083人と、同期間に結婚式を実施した男女1010人。
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