ビジネスパーソンのストレス 3年連続1位だった原因は?(1/2 ページ)

» 2023年10月05日 08時00分 公開

 ビジネスパーソンは、仕事上でどんなストレスを抱えているのだろうか。チューリッヒ生命保険(東京都中野区)の調査によると、仕事上でストレスを感じる要因1位は、3年連続で「給与・賞与(金銭面)」(20.1%)となった。

photo チューリッヒ生命保険は、全国のビジネスパーソンのストレスを調査(画像はイメージ)
photo あなたが普段、仕事をする上で、最もストレスを感じる要因は何ですか(出所:プレスリリース、以下同)

 次いで「仕事内容」(17.4%)、「上司・部下以外の社内の人間関係」(14.0%)、「上司との関係」(12.5%)、「仕事環境」(10.6%)だった。過去3回分のトップを比較してもあまり変化がないことから、特に経済面でのストレスが近年の悩みとして大きいことがうかがえた。

photo 過去3回のストレス要因ランキング

勤務先で導入されている働き方の制度は?

 勤務先で導入されている制度のうち、コロナ禍前から最も多く導入されていたのは「時短勤務」(16.3%)で、次いで「フレックスタイム制」(15.5%)、「在宅勤務」(13.8%)となった。一方、コロナ禍を経て導入された制度1位は「在宅勤務」(22.7%)となり、以下「コロナ休暇・ワクチン接種休暇」(16.7%)、「時差出勤」(9.0%)と続いた。

photo あなたの勤務先で導入されている働き方の制度は何ですか

 「在宅勤務」はコロナ禍後も継続している制度でも1位となり(25.8%)、一般的に定着しつつある様子がうかがえた。「コロナ休暇・ワクチン接種休暇」も9.9%と約1割の企業が継続していて、コロナ禍を経て大きく導入が進んだ制度の一つとなったようだ。

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