ビジネスパーソンのストレス 3年連続1位だった原因は?(2/2 ページ)

» 2023年10月05日 08時00分 公開
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導入されてよかった制度は?

 導入されてよかった制度1位は「在宅勤務」(48.5%)で、約半数を占めた。2位「コロナ休暇・ワクチン接種休暇」(20.8%)、3位「フレックスタイム制」(20.1%)、4位「時差出勤」(19.5%)となり、これらも一定の評価を得ていることが分かった。

photo 導入している制度の中で、導入されていてよかったと思う制度は何ですか

コロナ禍後緩和されたストレスは?

 新型コロナウイルス感染症の分類が5類に引き下げられた後、緩和されたストレスは「マスク着用が任意になった」(38.7%)が最多となった。以下「人と会う機会が増えた」(22.6%)、「接待や飲み会が復活した」(17.8%)、「出張や外出の制限がなくなった」(14.9%)、「消毒や換気などの手間がなくなった」(14.1%)と続き、行動制限がなくなりつつある動きによってストレスが緩和されたと感じている人が多かった。

photo 新型コロナウイルス感染症法上の分類が5類に引き下げ後(2023年5月以降)、緩和されたストレスは何ですか

5類に引き下げられた後、ストレスに感じたことは?

 一方、5類に引き下げられた後にストレスに感じたこと1位は「電車など人混みが多くなった」(30.2%)だった。2位は「マスクをする人が少なくなった」(22.7%)で、マスク着用が任意になったことでストレスが緩和された人と、反対にストレスに感じる人とが混在している結果となった。

photo 新型コロナウイルス感染症法上の分類が5類に引き下げ後、ストレスに感じた内容は何ですか

 3位は「感染症対策が任意となり、感染リスクを気にするようになった」(17.3%)がランクイン。感染リスクが上がったことに対してのストレスが上位を占め、新型コロナウイルス感染症が人々に与える影響が引き続き大きいことを感じさせる結果となった。

 調査は8月21〜22日、全国の20〜59歳のビジネスパーソンを対象にインターネットで実施した。有効回答数は1000人。

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